★今シーズン最後のジビエを味わう★

◆ヒヨドリのファルシー、フォワ・グラ詰め、熱海の、みかん風味◆
◆山鳩のロースト、赤ワインソース、フォワ・グラ添え◆

★当店、専属ハンター桑原さんが語る!!


ジビエ・・・猟師との対談

今回、ちょっと面白い人物と対談を致しました。

フランス料理の料理人であれば、ジビエをよく知る者は、沢山いるであろう・・・。

でも、そのジビエを仕留めるハンターの話を聞いた事がある者は、少ないのではないでしょうか?

そこで、今回、私は当店専属ハンターの桑原さんとの対談を実現致しました。

ジビエ。秋のイメージですが、実際には、2月下旬まで、地域によって異なるが猟が出来ます。

但し、シカやイノシシは、11月位までです。

それ以降も猟は出来ますが、発情期に入り、臭味が出て食べても美味しくないと桑原さん。

桑原さんが2月になって仕留める獲物は、主にヒヨドリ。

ヒヨドリは、身近に生息する、野生鳥ですが、桑原さんが狙うヒヨドリは、みかん畑に生息するヒヨドリです。

みかんを食べて育ったヒヨドリが一番、美味しい! 桑原さんのこだわりです。

山深い熱海のみかん畑です。

私も、オレンジが季節になる頃、よく小田原から、湯河原辺りの生産者を回ります。

よく聞く言葉が、ヒヨドリの被害に悩まされている・・・。

私が、ヒヨドリ。これ美味しい鳥ですよね!

そう、生産者に言うと、目を白黒して、え!? あのヒヨドリを食べる?? 食べられるの? ビックリされる方がほとんどです。

そこで、桑原さんに、ヒヨドリが食べられるなんて誰が言い出したのですか?

我々ハンターの中では、ヒヨドリが一番、美味しい野生鳥だと言う事は誰もが知っている事で、誰が言い出したと言う事ではありません。

なるほど・・・。でも私も、桑原さんに出会わなかったら知りませんでした。

で、桑原さん。このヒヨドリを、どのように仕留めるのですか? 散弾銃ですか?

いや。空気銃だよ。

空気銃? 空気銃でヒヨドリが仕留められるのですか?

空気銃でなければ駄目。散弾銃などで“ドーン”などとやったら音に驚いて逃げてしまう。

すると、桑原さんは、車に戻り、帰ってくると、ポケットの中から・・・。

ほら。この弾だよ。

見せてくれたのは、鉛の小さな弾でした。弾は4.5ミリ。これ以上に大きいと肉に深い傷を負わせてしまうとの桑原さんの、こだわりと配慮。

手に持ってみると、かなり軽い。形は、そうですね・・・そうだ。雨が止むようにと願いを込めて作る、てるてるぼうずに似ています。

銃は、当然ながら見せてはくれませんでしたが、弾は、一発しか入らないらしい。

一発、銃に込めては撃ち、また一発、込めては撃つと説明してくれました。

いやいや。骨が折れますよね。その作業は・・・。

桑原さん。例えば、それで十発、撃って何発、命中するものですか?

すると、思わぬ答えが。

十発中・・・九発です。

え〜!そんなに命中率がいいのですか!? さすがはプロ! これには、恐れ入りました。

スコープを除いて映画のシーンに出てくるようにスコープに刻まれた十字の真ん中にターゲットを置き、撃つ! でもれでは命中致しません・・・。 弾は山のように一度、上がってから下がっていく。距離によってスコープのターゲットを、どこに置くかは勘が頼りです。

それも、すごいね〜・・。で・・・桑原さん。どの位の距離で撃つのですか?

だいたい・・・10m〜15mの間に居るヒヨドリを狙って撃ちます。

随分、近いですね・・・。 逃げないですか?

そう。だから迷彩服を着て、フェザートリマー(迷彩柄の布)を銃に被せ・・・鳥は、動体視力がいいから、ちょっとした動きに、すぐに反応します。だから迷彩服を着て、迷彩柄の布を銃にかけ、鳥に気付かれないようにします。 鳥は、人間と同じように目がカラーで見えています。シカとイノシシは、白黒で見えています。

へえ〜・・・。

とくに赤に近い色には、反応します。だから、みかんなどの果物をすぐに探せる。

でも、さっきの話だと命中率がいいから、一度、猟に出たらかなりとれますね・・・。

そう、思うでしょ? それは、鳥が居ればの話です。しかも飛んでいる鳥を狙っているのではなく、止まっている鳥を狙います。だから、どの木に止まる習性があるか?何時位にどこに現れるか?何度か、現地に行き、下調べをしなければ難しい・・・。しかも、いつも、そこの場所に現れるとは限らない・・・。だから1シーズンにとれるのは、30羽ほどです。そして、私は、農薬が使われている、みかん畑の鳥は撃ちません。

なるほど・・・ジビエ・・・料理され、食べての前に運ばれてくれば、いかにも美味しそうな、一皿ですが・・・寒空の中、仕留める人も、毛をむしり、さばく料理人も、たまらんね。これは。

ジビエが高級料理として珍重されているのが、お分かり頂けたでしょうか。

写真に写っている弾とみかん。弾の隣は米粒です。みかんが二つありますが、右手の傷だらけの、干からびたみかんの方が美味しい。水分が抜け旨味だけになっています。みかんの皮は、乾燥させ粉末状にしてから塩と合わせ、ヒヨドリの味付けに使用します。汁は、ソースに致します。

さあ〜。今シーズン最後のジビエを堪能致しましょう!

限定:10名様
¥9900 ディナーコースのメインディッシュに、ご用意致します。